HOME > お客様サポート  よくある質問 指先で測定する「血管年齢」の真偽について 血管年齢に関するお願い

お客様サポート


お問い合わせは下記メールアドレスにお願いいたします。

MAIL : sdptg@kekkan-nenrei.com

※数日経っても返答メールが来ない場合は、届いていない可能性がございます。お手数ではございますが、再度メールにてお問い合わせください。

よくある質問


Q 加速度脈波測定の結果が悪いと動脈硬化を起こしていますか?
A 測定は、血管の弾力性を推測しています。血管の弾力性が加齢による自然老化で衰えてきているのか、病的に血管が固くなっている可能性があるのかをみています。
指先で測定すると皮膚温度や、ストレス、睡眠不良などによる機能的な変化で一時的に悪く出ることもあります。加速度脈波測定の結果は絶対値でなく、動脈硬化症であると診断はできません。そのあたりを考えて、自己判断せず、専門家にご相談ください。
Q 加速度脈波は、どの機器で測定しても同じですか?
A 機器によって違います。それぞれのメーカーにより、まず指先で測定する指尖脈波を正確に取得しているか、センサの精度に差があります。2回微分した波形を正確に読み取る技術も必要です。
Q 血管年齢は、機器によっても違いますか?
A A〜Gの波形パターンにあてはめるものと、高田晴子先生方式の血管老化スコアによるものだけです。これらは医学的根拠に基づいています。
A-Gパターン
図:A〜Gの波形パターン
Q 加速度脈波はどのような場所で測定しても同じですか?
A 測定環境は大事です。静かで、暑すぎず、寒すぎず落ち着いて安静にして測定することが必要です。また、結果を自分で判断するのではなく、専門家にご相談ください。
Q 加速度脈波検査は、臨床検査技師だけしかできないのですか?
A まず、診療のため医師の指示で検査されるのでしたら、臨床検査技師に限らず、医師の管理監督のもと測定されます。
他に、健康啓発イベントなどで医療行為を目的としない場合は、その事業所にて管理してください。 
Q 加速度脈波測定の結果がよければ、血圧のお薬は止めていいかも?
A お薬の効果で、加速度脈波測定の結果が良くなっている可能性もあります。非医療機器での測定や、測定した場所、方法などにより正確に測定できていない場合もあります。自己判断せず、必ず医師にご相談ください。

指先で測定する
「血管年齢」の真偽について

 2019年6月

「血管年齢って、こんなにちゃんとしているの?! 科学的根拠があるとは知らなかった」
「医療機器でなくても波形が出るから、全部、本物だと思っていた」
「血管年齢は入力した年齢で出るだけだから、客寄せパンダに使えばいいよね」
「一流企業が使っているから、この血管年齢は本物だと信じていた」
「加速度脈波の波形だと思って使っていた。」
他より安価だった、コンパクトだった、もう買ってしまったから根拠がわからなくても使う・・・等々
たくさんのお声を聴いて驚きました。

「血管年齢」は、いい加減なものではございません。
医師が発案した医学的根拠のある指標です。

指先で測定する脈波(指尖脈波)は、1960年代より専門家の間で研究が始まり、二次微分した加速度脈波で加齢による動脈の弾性変化をパターン評価できるようになりました。1990年代には、専用機(医療機器)が商品化されました。
そして2002年、脈波測定が誕生しました。これは、脈波測定で測定した健康な人のデータを性差と年齢毎に整理し、高田晴子先生の波形指数を用いて血管老化偏差値を算定し、実年齢と相対的に「血管年齢」を算出するものです。

「血管年齢」は、医学的根拠を持つ指標です。

現在、指先で測定する血管年齢は、
まず、正確に脈波を測定できる医療機器を用いて加速度脈波※1を取得することが重要であり、「血管年齢」は、医学的根拠を持つ方法※2で算出されることが大事です。

※1 「血管機能の非侵襲的評価法に関するガイドライン」に、加速度脈波は明記されています。
※2 医学的根拠を持つ方法は2通りあります。(1)A~Gの波形パターンを判断基準としている (2)高田晴子先生の血管老化スコア(波形指数)によるもの

どうぞ、ご理解いただけますよう よろしくお願い申し上げます。

血管年齢に関するお願い

 2019年6月

「脈波測定は、臨床検査技師が行う医療行為にあたるから、健康相談で使ってはいけないのですか?」 「脈波は、医療従事者でないと使えないのですか?」
上記のような問合せを度々いただきますが、誤解されたままのお客様もおられるのではと思い、ご報告申し上げます。

脈波測定は、どなたでも測定できます。

医療行為とは、医療目的のため医師のご指示により、脈波を測定する場合を言い、単に健康相談は該当しません。また、脈波測定は一般医療機器なので、診断機器ではございません。
脈波測定を医療機器として届出ているのは、薬機法の遵守と、正確な脈波測定を保証するためです。
健康啓発を目的にしている場合などは、その事業所にて責任・管理してください。

単に血管年齢だけで一喜一憂されることなく、睡眠や運動、食事などの関連から日常生活の行動変容に有用な参考指標とご理解ください。